ボ連協便り 2004年12月号 

内容
 ・頻発する自然災害とボランティア活動
 ・人ごとではない自然の災害
 ・見なれた町にも こんな危険 あんな危険
 ・災害ボランティアに参加してみよう
 ・いざというときの防災グッズ
 ・ボランティア参加のためのQ&A
・「新潟県中越地震」による被災者救援募金活動にご協力いただきありがとうございました。
頻発する自然災害とボランティア活動
               桑名市ボ連協代表   桑名英美
 平成16年度の桑名市ボ連協視察研修は、神戸市の「人と未来防災センター」・・・阪神・淡路大震災記念館・・・を訪ねました。未曾有の大災害をもたらしたあの日(平成7年1月13日午前5時46分)から早いもので、もう10年を迎えようとしています。バスの車窓から眺める神戸の中心街は見違えるほど復興を遂げ、元の活気を取り戻しているように思えました。
阪神・淡路大震災前には存在しなかった威容を誇る7階建ての「人と防災未来センター」の2つの建物だけが、皮肉にも今から10年前にこの世の地獄をこの地に、現実にしたことを物語っているようです。

 当時、「震源地からおよそ40〜50km離れた豊中市のマンション7階に住んでいた私は、当日未明、暖かなベッドの中で、大音響とトランポリンのような激しい上下の揺れの中で目を覚ましました。生まれてこの方、地震とはガタガタ音をたてて横に揺れるもの、ひどい場合は家具が倒れたり窓ガラスが割れたりするもの、それ位の経験しかなかった私にとって、今朝の出来事は最初近くで何かが大爆発を起したものと錯覚し、地震であると気付くには少し時間を要しました。真暗闇の中で電気も点かず、枕元の眼鏡は何処かへ飛んでしまい、しばらくの放心状態のあと我に帰り、夜明けと共に家中の家具類が散乱している状態を目の当たりして、この地震がただならぬ地震であることに初めて気がついたのです。

 「人と防災未来センター」は阪神・淡路大震災を、最先端技術を取り入れたリアルな映像と音響効果により、震源地から地震波が伝わる時間毎の、地域毎の街が破壊される瞬間、瞬間のようすを再現して見せてくれました。自然(地球)が秘めた底知れぬエネルギーと、時としてそれが人間にもたらす脅威を身震いするほどの驚きを持って見入ったのは、私一人ではないと思います。地震災害を通して生命の大切さ、日頃の防災意識の必要性等に関する幾つかの展示物を見学したあと、最後に震源地付近で実際に災害に遭われた方・・・地震災害の語り部・・・による生々しい体験談を聞かせていただきました。日ごと震災の記憶が薄れる中、決してこの事実を風化させることなく、震災の惨状を多くの人々に伝えていかねばならないという気迫と使命感のようなものを語り部の言葉の中に感じ取ることが出来ました。


見なれた町にも こんな危険 あんな危険
               海山町豪雨災害支援ボランティアに参加して
               桑名市ボランティアセンター    東谷ミユキ
 1995年に起きた阪神・淡路大震災での多くのボランティア活動により、その力が社会で認められ、「ボランティア元年」と言われるようになりました。
災害が発生した場合、ボランティアによるきめ細かな支援活動が大きな力として期待されています。一人ひとりの力は小さいかもしれませんが集まると大きな力になることを、台風で甚大な被害を受けた海山町での災害支援ボランティア活動に参加し、あらためて感じました。
 地区内の住宅のほとんどが浸水被害を受けたといわれる相賀地区(町の中心部)のAさん宅への支援を災害ボランティアセンターから依頼され、家財道具の整理や室内の清掃を行ないました。つい数日前までの日常生活の中で大切に使われていた家財道具や日用品、衣類などが浸水被害のためゴミへと化し、道路へ運び出され高く積み上げられた光景に心が痛みました。また、Aさん宅のご家族がふともらした「もう疲れた」、「泣くにも泣けない」という言葉を今も忘れることができません。被災された方々が一日も早く日常生活に戻ることができる支援と同時に健康状態への配慮や心のケアの重要性も感じました。



人ごとではない自然の災害
                輪リサイクル思考 水谷 貴美子

 介護度1の母と車いすを使って日々を暮らす私にとって、災害時の備えはできているだろうかと改めて考えてみました。今年の夏のはじめには、水害に遭った福井と新潟の被災者である災害弱者は、どんなにか心細く辛い毎日を過ごしているだろうと心を痛めていました。そしてこの夏には、水害に遭ったことのない、ありがたい地域に暮らしているんだと、畏れにも似た思いで、花火大会の花火をながめたものでした。
 余震と寒気の襲う新潟県中越地震の災害と、被災者のようすをニュースで知る今、それは、どこかでひとごとだったような気がします。 自分の住む地域に、いつ起こっても不思議ではない地震。自分にできる備えはあるだろうかと調べてみました。
 これだけは用意しておこうに、飲料水、懐中電灯、食料、)ビニール袋、文房具とあります。
 命を守る10ポイントの中の、「まず身の安全の確保」の1ポイントはできそうですが、あとの9ポイントを守ることはできそうにありません。
 いざという時の情報を得るパソコンは、はたして起動できるのだろうか。情報は正確に届くのだろうか。避難場所までどのようにして行けばいいのだろうか。誰が避難所となっている公民館の鍵を開けてくれるのだろうか。最も拠りどころとする行政の救援ネット網は準備されているのだろうか。公民館へ辿り着けたとしても、バリアフリーでない所で暮らせるだろうか。
 せめて、運を天に任せるしかないという安易な姿勢だけでも正していきたいと思っています。



ステップ1  体調を整える。
前日はゆっくり休んで、万全の体勢で参加してください。せっかくボランティアに行ったのに被災地にご迷惑をかけない。
ステップ2  持ち物をそろえる。
服装 : ケガ防止のための長袖・長ズボン(吸湿性・通気性の高いもの、汚れてもいい服装)
長靴 : 長靴を長時間履いていると「靴擦れ」を起こしやすいので、現場に着いたら履きかえるようにしましょう。
帽子 : 直射日光を遮る(日射病・熱射病対策)
その他: マスク、ゴム手袋、軍手、タオル、着替え、水(水筒)、弁当(被災地に負担をかけないようお昼の弁当は準備してください)
ステップ3  活動場所を決める。
モノは揃えた、服装もバッチリ。さぁ被災地へ・・・・。ちょっと待った!被災地は日々刻々と状況が変わっています。あなたが現場で活動するために、あらかじめ現場の状況を確認しておこう。(特に交通情報とボランティアセンターの場所の確認)
ステップ4  現場へいざGO!
(1) 現場のボランティアセンターで受付。受付用紙に氏名、住所など必要事項を書き込みます。事故に備えて、必要な項目は正確にわかりやすい字で書いてください。
(2) ボランティア保険に加入しておこう。
活動中のケガなどの場合、保険をかけておけば安心ですので、必ず加入してください。
(3) オリエンテーション
現地のボランティアコーディネーターが、被災地の状況や活動時の心構えなど、とっても大切なことを教えてくれます。しっかりと聞いてください。



Q 災害が起こってから、ボランティア活動に入るまでに、どれくらいの期間がありますか?
A 災害の状況により異なりますが、現地のボランティアセンターが立ち上がるまでに3〜5日間程かかりますので、それ以降の活動となります。
Q グループで参加したいのですが大丈夫でしょうか?
A 被災地のボランティア要請はさまざまですので、必ずしも同じグループだけで活動ができるとはかぎりません。他のボランティアの方々と一緒に活動することになります。これも新しい出会いのチャンス、次のボランティア活動に大きく前進する一助になるでしょう。
Q 自分の希望する活動ができるかどうか心配ですが?
A 自分が思い描いていた被災地の状況と、実際に現地で求められているボランティアのニーズとはなかなか一致しないことがあります。ボランティアはあくまで現場での作業。被災して困っている皆さんのために誠意を持って活動してください。




非常時の欠かせないモノあなたの家庭で準備されているかどうかチェックしてみよう!
非常持ち袋                      携帯ラジオ&電池                
非常食(3日分) タオル 下着 生理用品
飲料水 運転免許証 健康保険証など重要品
懐中電灯&電池 現金(10円玉を含む)
マッチ ライター ペン メモ 住所録
缶きり ビニール袋 入れ歯 常備薬 ガムテープ
手袋



「新潟県中越地震」による被災者救援募金活動に
ご協力いただき
ありがとうございました。
 大変な災害をもたらした「新潟県中越地震」より早1カ月を迎えようとしています。余震もひどく当初10万人近くの住民が避難され、厳しい冬を前にご苦労されている様子が連日テレビで伝えられています。被災された方々に少しでもお役に立てばと考え、桑名市ボ連協に参加している16団体のメンバー。を対象に募金活動を行いました。このほど集計を終え、義援金を送らせていただきましたのでご報告申しあげます。メンバーの皆様のご協力誠に有難うございました。
義援金額     金 162、514円 
振込口座     日本赤十字社新潟県支部 「中越地震災害義援金」
郵便振替口座番号 (00530−2−2000)


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